50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種が受けられます。体の左右どちらか一方に、ピリピリした痛みが突然現れ、それに続いて赤い斑点、水ぶくれが出てくる病気、それが帯状疱疹です。原因は幼少期にかかった水ぼうそうのウイルスで、水ぼうそうにかかった後に体内に潜んでいたウイルスが、免疫力が落ちたときに再度暴れだして痛みの症状を引き起こします。目や耳の神経を障害して、重い後遺症を起こすこともあります。また、神経の痛みが長く残り、生活の質を落とすこともあります。新型コロナウイルスの流行に伴い、免疫システムのダメージ、コロナ禍での心理的ストレスなどから帯状疱疹の患者さんが増えていると言われています。
水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水ぼうそう・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得しているのですが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行うことで帯状疱疹を予防することが薦められています。ワクチンにより帯状疱疹を完全には防げませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。
50歳以上の方が適応ですので、ご希望の方、帯状疱疹ワクチンについて気になる方は、是非当院にご相談下さい。